混合肌とは、肌内部の水分が少ないのに皮脂は過剰というアンバランスな状態の肌を言います。
「Tゾーンはベタつくけど頬は乾燥する」「洗顔後、肌の一部だけつっぱる感じがある」などは混合肌の代表的な特徴です。いわば乾燥肌と脂性肌の特性を併せ持った混合肌さんは、どんなスキンケアをすれば良いか悩むことが多いでしょう。
そこで今回は、混合肌さんに実践してほしいスキンケアのポイントや、おすすめのスキンケアアイテムを紹介していきます!アイテム選びに迷っている混合肌さんの手助けになれば嬉しいです。
この記事のポイント
混合肌に陥るNGスキンケア
混合肌の原因は、スキンケアの誤りや生活習慣にあることが多いです。まずは普段のスキンケアルーティンに、混合肌に陥ってしまうNG習慣がないか確認していきましょう。
「そもそも自分が混合肌なのかどうかわからない」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
NG①ゴシゴシ擦りながら洗っている
顔を洗う際、Tゾーンのベタつきを気にするあまりゴシゴシ擦ってはいませんか?それは一番のNG行為ですので絶対にやめましょう。摩擦による刺激がダメージとなって乾燥を招いたり、肌を守ろうと逆に皮脂が過剰に分泌されたりと、混合肌の大きな要因になってしまいます。
また次のような行為も肌への刺激となりますので避けてください。
・シャワーを直接顔にあてる
・強すぎるパッティング
・タオルで擦るように水分を拭き取る
NG②紫外線対策を疎かにしている
摩擦と同様、紫外線も肌への刺激が強く混合肌の原因になります。
特に秋冬は気が緩んで紫外線対策を疎かにしがちですが、紫外線は季節を問わず降り注いでいますので、年間を通したケアが重要です。日焼け止めクリームや紫外線カット下地などを毎日塗るようにしましょう。
NG③保湿が不十分
混合肌さんの中には、ベタつきが気になって乳液やクリームによる保湿をしていない人もいるかもしれませんが、それは逆効果。乾燥から肌を守ろうと、余計に皮脂が分泌されてしまいます。
また混合肌にもかかわらず自分は脂性肌だと思い込み、強めのピーリングケアを日常的に行っている場合なども、乾燥が進行している恐れがあります。
肌質改善には、自分の肌に合ったスキンケアを行うことが何より大切です。混合肌の場合は「何より乾燥を防ぐことが大切」と理解し、保湿ケアを徹底しましょう。
混合肌改善スキンケアステップ|洗い方編
スキンケアの基本的なステップは「洗う→整える→守る」の3つ。それぞれの段階でポイントをおさえることで、ベタつきも乾燥も気にならない、サラサラツヤツヤな肌にしていくことが可能です。
まずは最初のステップとなる「洗う」のポイントからご紹介します。
ポイントメイクを先に落とす
アイメイクやリップメイクをしっかり行った日は、ポイントメイクリムーバーで先に落としておきましょう。こうすることで各部位のメイクに合った洗浄力のクレンジング料を使うことになり、肌への負担が軽減します。
リムーバーをコットンに浸し、擦らないよう丁寧に落としてください。細かい部分は綿棒を使うと良いですよ。
クレンジングはTゾーンから
ベースメイクのクレンジングは、皮脂の多い額や鼻から先に落とすのが◎。
凹凸の多い小鼻などは指の腹でやさしくクルクルと円を描くように落としていきましょう。その後やさしくなでるようにメイクとなじませていきます。
乾燥しやすい頬まわりなどを後回しにすることで、クレンジング料による刺激を受けにくくなりますよ。
おすすめクレンジング|プルエスト カプセルインハイドロクレンズ
出典:プルエスト公式サイト
定価(税込):4,378円/110g
2つの有効成分シメン-5-オールとグリチルリチン酸2Kを配合した薬用クレンジング。抗菌・抗炎症作用が期待でき、Tゾーンのニキビ対策におすすめです。
また6種類のビタミンをナノカプセル化したビタミンカプセルも配合しているため、皮脂コントロールにも役立ちます。
独自の保水ジェルをベースに、ヒト型セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を豊富に配合しているため、メイクはスッキリ落としながらしっとりうるおった肌に洗い上げます。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
メイクをした日は必ずダブル洗顔
クレンジング後に洗顔を行うことをダブル洗顔といいます。
クレンジングが落とすのは基本的に油溶性の汚れですので、水溶性の汚れは別途洗顔料で落とす必要があります。また肌に残ったクレンジングの油分や界面活性剤といった成分を洗い流すためにも、ダブル洗顔が必要です。
最近では「ダブル洗顔不要」と記載のあるクレンジング料もたくさん販売されていますが、中には十分に水溶性の汚れを落とせないものや、逆に洗浄力が強すぎて肌に負担となるものも存在します。
特にしっかりメイクを行った日には、クレンジングも洗顔も肌に負担の少ないアイテムを使いつつ、しっかりダブル洗顔を行うことをお勧めします。
おすすめ洗顔料|レカルカ イオンクリアウォッシングパウダー
出典:レカルカ公式サイト
価格:4,180円(税込)/50g
毎日使えるようにマイルドに調整された酵素パウダー洗顔です。
植物由来のイオン化ミネラルであるフルボ酸を配合したことで界面活性剤を軽減。不要な角質や皮脂をしっかりオフしつつ、ビタミンC誘導体などの働きで潤った透明感のある肌に導きます。
泡立てネットを使用するとなめらかで濃密な泡が立つので、やさしく洗い上げることができますよ。
お湯の温度は”ぬるめ”が正解
顔を洗う際は、ちょっと冷たいかな?と感じるくらいのぬるま湯で行いましょう。
毛穴から皮脂が溶け出す温度は、30℃~32℃くらいだと言われています。
熱いお湯お湯を使うと、肌のうるおいを保つのに必要な皮脂や保湿成分まで洗い流されて、肌が乾燥してしまうのです。
冬や朝などは温かいお湯で顔を洗うと気持ちいいかもしれませんが、肌を乾燥から守るためには適温を意識してください。
脂性肌改善スキンケアステップ|整え方編
続いて「整え方」。化粧水や美容液でのケアのポイントを紹介します。
洗顔後すぐに化粧水を使う
洗顔後のまっさらな肌は普段以上に乾燥しやすい状態です。できるだけ早く化粧水で水分を与えてあげましょう。
混合肌の場合、保湿力の高い化粧水を選ぶのがおすすめです。ただし、とろみの強すぎるアイテムはベタついて使いにくい場合もありますので、ある程度サラサラしていて肌に馴染みやすいものを選ぶと良いですよ。
部位ごとのベタつき・カサつきの差が大きい方は、部位によって使うアイテムを変えるのもおすすめの方法です。
プルエスト VCハイドレーティングローション
出典:プルエスト公式サイト
税込価格:3,272円/120ml
低刺激で保湿機能にすぐれた化粧水です。アミノ酸、セラミド、ヒアルロン酸など保湿成分が豊富に配合されています。また浸透型ビタミンC誘導体「APPS」の働きにより、乾燥による小じわや毛穴の開きなどにもアプローチ。
とろりとしたテクスチャーですが、ベタつきにくく使いやすいのが特徴です。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
化粧水は手で包み込むように浸透させる
強いパッティングやグイグイすり込む動作は、乾燥を招く恐れがあるため避けましょう。
化粧水を手に取ったら、両方の手のひらに広げながら人肌に温め、その手を顔にやさしく押しあてるように塗り広げてください。
こうすることで角質層によりしっかりと化粧水を浸透させることができ、ムラもできにくくなります。
美容液は部分使いが◎
美容液を使う場合には、乾燥肌向けと脂性肌向けのアイテムを部位ごとに使い分けるのがベストです。
乾燥が気になる頬や口元・目元には、セラミドやヒアルロン酸など保湿力が高い成分が配合されているアイテム。ベタつきが気になるTゾーンにおすすめの成分が、レチノールやアゼライン酸など皮脂抑制に働く成分を配合したアイテムがおすすめです。
またビタミンC誘導体は皮脂抑制効果を持つ一方、コラーゲンの生成を促進し肌の保水力を高める効果も期待できます。
美容液を上手に取り入れることで、シミやシワなどより深い肌悩みにアプローチすることもできますよ。
おすすめ美容液|ゼオスキンヘルス シーセラム
出典:ゼオスキンヘルス公式サイト
価格:15,840円(税込)/50ml
水溶性ビタミンCが10%と高濃度配合されているのが特徴の美容液。皮脂コントロールやニキビの抑制に役立ちます。
皮脂が気になるTゾーンだけに部分使いするのがおすすめです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
混合肌改善スキンケアステップ|守り方編
スキンケアの最後は「守り」のステップです。クリームや紫外線ケアがこれにあたります。
このステップを抜かりなく行うことで、乾燥に強い健やかな肌が目指せますよ。
保湿アイテムは使用感で選ぶ
乳液やクリームには、スキンケアの最後に油分の蓋をすることで、水分の蒸発を防ぐ役割があります。乾燥が大きな原因となっている混合肌さんにはとても重要なステップなのですが、ベタつきを気にして軽く済ませてしまう人も多いですよね。
心地よく使い続けるためには、できるだけ軽いテクスチャーのアイテムを選ぶのが大切です。乳液や保湿ジェルは、伸ばしやすくサラりとしたアイテムが多いため、混合肌さんにも使いやすくおすすめです。
クリームの場合は、油分の配合量が多すぎないアイテムを選びましょう。テスターなどで使用感が好みにあっているか確認してから購入すれば、失敗が少ないですよ。
ナビジョンDR TAホワイトエマルジョンⅠn(みずみずしくうるおうタイプ)
出典:ナビジョンDR公式サイト
価格:9,350円(税込)/120ml
保湿と同時にシミ予防もできる薬用美白乳液です。
2つの美白有効成分のほか、肌荒れ予防に役立つ有効成分グリチルレチン酸ジカリウムと酢酸DL-α-トコフェロールも配合。ニキビや肌荒れが気になる方にも使いやすいアイテムです。
軽いテクスチャーながら保湿力もある乳液ですが、もう少ししっかり保湿したいという方には、同じシリーズの「Ⅱn(しっとりうるおうタイプ)」がおすすめです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
目元・口元は重ね塗り
顔の中でも皮膚の薄い目元や口元は特に乾燥しやすい部位。重ね塗りをすると安心です。
アイクリームや保湿系のリップクリームなど、部位に特化したケアアイテムを使うのも良いでしょう。
UV対策はオールシーズン行う
日焼け止めや日傘によるUV対策を夏しかやっていないという方は要注意。
紫外線は1年を通して降り注いでいます。中でも到達力の高い紫外線A波は雲や窓ガラスなども通過してしましますので、曇りの日や屋内にいる日であっても日焼け止めを塗っておくと安心できます。
UV対策は季節や天気を問わず行う習慣をつけましょう。
おすすめ日焼け止め|レカルカ フレグランスUVカットスプレー
出典:レカルカ公式サイト
価格:2,530円(税込)/60g
紫外線カット効果:SPF50+/PA++++
スプレータイプの日焼け止めで、顔や身体はもちろんヘアにも使用できます。肌に直接触れることなく使用できるため、摩擦を起こす心配がありません。
国内最高値の紫外線カット効果がありながら、フラーレンやビタミンCなどの潤い成分もたっぷり配合しており、UVケアと同時にスキンケアまでできる優秀アイテムです。
※恵比寿アズクリニックで取り扱っております
まとめ
混合肌は、日本人には非常に多く見られる肌質です。そのぶん混合肌のケアに使いやすいアイテムもたくさんありますので、いろいろな商品を試しながら、自分の肌にぴったりのものを探してみてください!