「もっちりとした弾力ある美肌を手に入れたい」多くの人が感じる理想ではないでしょうか。若々しい「もち肌」を維持するためには、毎日のスキンケアや美容皮膚科でのメンテナンスなど、ちょっとした努力が必要になります。
この記事では、もち肌をゲットするためのハウツーをご紹介。憧れの美肌に近づくために、ぜひできるところから取り入れてみてください!
この記事のポイント
「もち肌」ってどんな肌?
まずは「もち肌」とはどんな肌なのかを整理しておきます。条件を明確にすることで、ご自身の肌に足りないケアが分かりやすくなるはずです。
この記事で目指すもち肌とは、3つの特徴を兼ね備えた状態のことを想定しています。一つずつ見ていきましょう。
条件①弾力のある肌であること
「もち肌」と言うからには、お餅のような弾力感がほしいところ。指でやさしく押したときにもっちりと跳ね返すようなハリ・弾力のある肌を目指しましょう。
そのためには、皮膚の真皮層にあるコラーゲン・エラスチンなどの組織を強く保つ必要があります。
条件②キメの整った肌であること
角質のキメや毛穴の状態が整っていることも「もち肌」の大切な条件です。肌表面の凹凸が目立たずツルンとした肌は光を反射するので、それだけで肌トーンも明るく見えるもの。
このような肌を保つには、ターンオーバーのリズムを整えることが不可欠です。規則正しい生活習慣とスキンケアで、健康的な肌を維持していきましょう。
条件③うるおいに満ちた肌であること
肌の乾燥はあらゆる肌トラブルの引き金に。お餅のようなツヤツヤ肌を実現するには、肌がうるおいで満たされている必要があります。
肌のバリア機能を整えて水分の蒸発を抑えるとともに、肌内部の水分量を保持するために真皮層に含まれるヒアルロン酸の質と量が大切になってきます。
もち肌を手に入れるためのスキンケア
もち肌を目指すなら、毎日のお手入れを丁寧に行う必要があります。
スキンケアの基本の流れは「①洗浄(クレンジング・洗顔)→②整肌(化粧水・美容液)→③保護(乳液・クリーム)」の3ステップ。順を追ってポイントをご紹介します。
洗浄|正しいクレンジング・洗顔方法
メイク汚れや余分な皮脂・角質などを洗浄し、清潔にすることがクレンジングと洗顔の役割です。ついパパッと済ませてしまいがちですが、丁寧に洗うだけでも毛穴詰まりや角質の状態が改善し、もち肌に近づくことができるはず。
クレンジングは適量を手に取ったら、手のひらを使って顔全体に塗り広げ、素早くメイクとなじませます。小鼻のキワなどの細かい部分は指の腹を使ってクルクルとなじませましょう。
よくクレンジング料でマッサージをする人がいますが、クレンジング料はメイクを落とすために洗浄成分が付加されていますので、長時間肌に付着させていると肌への負担となってしまいます。メイクとなじんだらすぐにすすぎ落としましょう。
洗顔料は、泡立てるタイプであればしっかりきめ細かな泡を作り、その泡で顔を包み込むように洗います。ジェルタイプなど泡立たないものであっても、指を滑らせるようにやさしく洗いましょう。最後に水かぬるま湯で20回以上すすげば完了です。
すべての工程で大切なのは、擦らずやさしく洗うこと。過度に擦るとシワやたるみの原因になってしまいます。
整肌|化粧水・美容液の選び方
化粧水には、洗顔後の乾いた肌にうるおいを与え整える役割があります。メーカーによってさまざまな美容成分が配合されており、テクスチャーも異なるため、好みや肌質に合ったものを選びましょう。
一方美容液は、化粧水より美容成分の濃度が高い場合が多く、より強く肌悩みにアプローチすることができます。肌の状態をみながら、もち肌に近づくために必要な成分を取り入れましょう。
ハリ・弾力不足 | レチノール、ナイアシンアミド など |
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キメの乱れ | グリコール酸、レチノール など |
毛穴が目立つ | ビタミンC誘導体、ペプチド など |
肌の乾燥 | セラミド、ヒアルロン酸、ペプチド など |
保護|乳液・クリームで水分を閉じ込める
最後に乳液やクリームで肌にフタをし、水分の蒸発を防ぎます。
乳液もクリームも油分を含むため、皮脂トラブルが気になる人は省きがちですが、肌の水分バランスを整え過剰な皮脂分泌を抑える効果もあるので、すべての肌タイプに必要な工程です。脂性肌の人は、水分が多く軽いテクスチャーのものを使うと良いでしょう。
またクリームは水分をキープするだけではなく、さまざまな美容成分を配合したアイテムが多いです。基本は乳液かクリームのどちらでもOKですが、もち肌を目指すならクリームでの保湿がベターです。
紫外線対策は毎日行う
スキンケア最後のポイントは、紫外線対策です。シミ・シワ・たるみなど、あらゆる肌トラブルの原因となる紫外線は美肌の大敵。もち肌を遠ざける大きな要因です。
秋冬になると日差しが弱まるため、紫外線対策を軽く済ませる人は多いと思いますが、実は季節・天気を問わず、紫外線は地上に届いています。肌の健康を保つには365日欠かさず紫外線対策を行うことが大切なのです。
・日焼け止めやUVカット下地を毎日塗る
・数時間ごとに日焼け止めを塗り直す
・日傘や帽子で日差しを避ける
これを守るだけでも、肌へのダメージ蓄積は大きく軽減します。
また紫外線と同じくらい、摩擦もシミ・たるみの原因となります。日焼け止めを塗る際には、肌を擦らないよう注意しましょう。
もち肌に近づく生活習慣
スキンケアによる外側からのケアと同時に、体の内側から肌を整えるインナーケアも大切です。もち肌に近づくために、日常生活で意識すべきことを知っておきましょう。
毎日の食事でインナーケア
バランスのとれた食事は、健康的な体と美肌をキープするために大切な要素です。脂質の多いスナック菓子や、糖質の多い甘い飲み物・お菓子などはニキビや肌荒れのもととなります。食べ過ぎないよう注意しましょう。
逆に肌に良いものは意識して摂りたいですよね。おなじみの食材にも美肌づくりを助けてくれるものがたくさんあります。小鉢やお味噌汁の具としてプラスするなど、積極的に摂取してみてください。
ビタミン類 | お肌の健康に欠かせないのがビタミン類。 黄色野菜などに多く含まれるビタミンAやビタミンCは、肌にハリやツヤを与えてくれます。 またビタミンB群は皮脂分泌を正常に保つ働きがあり、特に脂性肌さんはしっかり摂りたい栄養素。 かつお・まぐろ・さんま・レバー・バナナ・にんにくなどに多く含まれています。 |
イソフラボン | 美肌ホルモンとも呼ばれる女性ホルモンの一種エストロゲンとよく似た働きをします。 豆乳・納豆・豆腐・味噌などの大豆製品に多く含まれています。 ちなみに納豆には、血液をサラサラにするナットウキナーゼという成分も含まれているので一石二鳥です。 |
亜鉛 | 亜鉛が不足すると、肌のターンオーバーが乱れて肌トラブルにつながります。 カキ・ホタテ・カニなどの魚介類や、玄米・納豆・アボカドなどに多く含まれます。 |
体が温まるもの | 体が温まる食べ物で血行を促進し、代謝を上げることも大切です。 野菜は生よりも温野菜が◎。生姜やにんにくなど体を温める作用のある食品も積極的に食べましょう。 具沢山の野菜スープやみそ汁などは、先にお伝えした栄養素も摂取できるのでおすすめ。 ただしビタミン類には熱に弱いものもあるので注意が必要です。 |
どうしても食事で摂取しきれない場合には、サプリメントで補うのもひとつの方法です。頼りきりは良くありませんが、上手に活用したいものですね。
睡眠は美肌の基本
お肌の機能回復にとても重要なのが良質な睡眠です。ターンオーバーは睡眠時に最も活発に行われます。そのため睡眠不足が続くと、肌荒れやくすみ、ゴワつきなどの肌トラブルが起こりやすくなり、もち肌から遠のいてしまいます。
1日7時間ほどの睡眠時間を確保し、質の高い睡眠をとるよう心がけましょう。
特に入眠後3時間くらいの時間は、肌の代謝に関わる成長ホルモンが活発に分泌されると言われています。入眠直後からしっかりと深い睡眠状態に入ることで、肌細胞の回復・再生が促進されるのです。
質の良い睡眠が取れるよう、寝る前はPCやスマートフォンを見ないようにしたり、好きな音楽やアロマでリラックスしたりと、入眠環境を整える工夫をしてみましょう。
軽い運動でストレス解消
ストレスはホルモンバランスを乱す一因です。ホルモンバランスの乱れはシミや肝斑、ニキビなどの肌トラブルを招く大きな要因となりますので、ストレスを溜めないようにすることは美肌にとってとても重要なのです。
特に手軽でおすすめのストレス解消方法は、軽い運動を取り入れること。運動にはネガティブな気分を発散させたり、心身をリラックスさせたりする作用があり、適度な運動を習慣にすることはメンタルの安定につながります。
また血行が促進されて身体の隅々まで栄養や酸素が運ばれるため、肌の代謝もアップ。汗をかくことで古い角質が柔らかくなり、剥がれ落ちやすくしてくれるという点でも肌にとってプラスです。
ウォーキングやジョギングなどの軽めの運動から、ぜひ取り入れてみましょう。
ただし寝る前にハードな運動をするのはNG。体力を消耗し、ターンオーバーに必要なエネルギーが不足してしまいます。
就寝の2時間前には過度な運動は避け、ストレッチなど心身をリラックスさせる運動を行うのがおすすめですよ。
効率的にもち肌を目指すなら美容医療が◎
もち肌になるには毎日の積み重ねがとても大切ではありますが、より効果的に美肌を目指したい人は、美容医療に頼るのもオススメです。
肌悩みをピンポイントで改善できるだけでなく、医療ならではの薬剤やマシンを使った施術でワンランク上の美肌を目指すことも可能です。
最後に、恵比寿アズクリニックで提供している施術の中から、肌の質感を上げて「もち肌」に近づけるものを4つご紹介します。
エレクトロポレーション
肌に有効成分を塗布した状態で微弱な電気を流すことによって、美容有効成分を肌のより奥深くに浸透させる施術です。よく比較される施術として「イオン導入」がありますが、エレクトロポレーションの方が約20倍もの浸透効果が得られる点と、粒子の大きい成分まで導入することができる点が優れています。
導入薬剤にはさまざまな種類があり、悩みに応じてお選びいただけます。
ビタミンA | ターンオーバーの促進、ニキビ改善 |
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トラネキサム酸 | 美白 |
ピンクグロー+トラネキサム酸 | 保湿、シミ改善、小じわ改善、弾力アップ |
ペップビュー | シワ改善 透明感・弾力アップ |
ハリや弾力のある「もち肌」を目指すなら、ペップビューの導入が特にオススメです。
公式YouTubeでは施術の様子を紹介していますので、ぜひご覧ください。
マッサージピール
マッサージピールはPRX-T33®という薬剤を使ったケミカルピーリングの一種です。ただし一般的にイメージされるケミカルピーリングとは異なり、皮膚表面を剥離せず皮膚を守りながら真皮深層に働きかけることができます。
薬剤はトリクロロ酢酸(TCA)、コウジ酸、過酸化水素水(H202)を主な有効成分とし、肌になじませることで細胞の再生を促し、新たなコラーゲン繊維形成を促進します。ハリと弾力を取り戻すことができることから、コラーゲンピールとも呼ばれています。
即効性がありながら従来のピーリングのような副作用がほとんどなく、手軽に取り入れられる美肌治療です。
ケミカルピーリングに対して「痛そう」「怖い」といった印象を持たれている方も少なくないと思いますが、最近は薬剤も進化しており、肌に負担なく高い効果を発揮できる施術が増えています。アズクリニックのケミカルピーリングについて詳しく紹介した動画もありますので、ぜひ合わせてご覧ください。
▶ケミカルピーリング詳細 https://az-clinic.tokyo/chemicalpeeling/
ポテンツァダイヤモンド
ポテンツァダイヤモンドは、2種類の高周波を同時に照射することで肌のたるみを改善する施術です。高周波の熱で線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことにつながります。
ポテンツァと聞くと、針のついたチップで肌を刺すニードルRF治療をイメージされる方が多いと思いますが、ダイヤモンドチップには針がなく、施術中の痛みやダウンタイムはほとんどありません。痛みに苦手な人でも安心して受けられる点がメリットです。
また、たるみ治療として人気の施術にハイフがありますが、これはより深い脂肪層や筋膜層にアプローチするという特徴があります。肌のハリや弾力を高める目的であれば、より浅い層にアプローチするポテンツァダイヤモンドの方が適している場合が多いです。
▶ポテンツァ詳細 https://az-clinic.tokyo/potenza/
ショッピングリフト
ややダウンタイムのある施術にはなりますが、ショッピングリフト(ショートスレッド)も「もち肌」を目指す人にオススメです。
ショッピングリフトはいわゆる”糸リフト”とは異なり、2.5~4cm程度の短く細い糸を40~100本ほど皮膚に挿入する施術です。その刺激によって組織の再生を促し、肌のハリ・弾力を高めることにつながるのです。
糸リフトのように顔全体の強いたるみを引き上げる力はありませんが、肌のハリ不足が気になる部位をピンポイントで改善するのに向いています。
施術した直後に買い物に行けるような手軽さから名づけられており、腫れや内出血が少ないことが特徴です。
▶ショッピングリフト詳細 https://az-clinic.tokyo/shoppinglift/
まとめ
若々しく健康的な「もち肌」を目指すなら、体の内側と外側の両方からアプローチすることがとても大切。夏の紫外線や冬の乾燥など、季節や環境の変化によっても肌はゆらぎがちですので、肌の状態をチェックする習慣をつけ、変化に応じたケアができると良いですね。
また、美容皮膚科で定期的に肌のメンテナンスを行うのもオススメです。医師の診察のもと肌の状態を引き上げることができるので、より効果的に「もち肌」に近づくことができるはずです。